読者プレゼント

令和、新しい時代の働き方

キャリア・教育

少し前に、ふと立ち止まって自分の人生を振り返る時間があった。 特に何か大きなことがあったわけじゃない。 ただ、毎日同じ時間に起きて、同じ電車に乗って、同じオフィスに行って、同じような一日を繰り返すうちに、なんだか私の人生、このままでいいのかな?って、ぼんやりと思ったんだ。

私、昔から旅が好きだった。 カバンひとつ持って、気の向くままに知らない街を歩く。 初めての匂い、初めての景色、初めての出会い。 旅に出ると、五感が研ぎ澄まされて、普段は気づかないような小さな幸せをたくさん見つけられる。

でも、会社員として働いていると、長期の休みなんてなかなか取れない。 せいぜいGWやお盆、年末年始に、みんなが一斉に旅に出るから、どこに行っても人だらけ。 せっかくの旅なのに、人混みに疲れて帰ってくるなんてことも、少なくなかった。

そんな時、ふと目にしたのが、リモートワークで世界中を旅しながら働く人たちの記事だった。 「あ、こんな生き方もあるんだ」って、雷に打たれたような衝撃を受けた。 場所にとらわれず、自分の好きな場所で、好きな時間に働く。 仕事もプライベートも、全部自分でデザインする。 なんて自由で、なんて豊かなんだろう。

そこから私の「新しい働き方」を探す旅が始まった。 まず、思い切って会社を辞めた。 そして、フリーランスとして、今まで培ってきたスキルを活かして、オンラインで仕事をするようになった。

最初は不安でいっぱいだった。 収入は安定するのかな? 仕事はちゃんと見つかるかな? 周りの友達は、みんなバリバリ働いていて、私だけ置いていかれたような気持ちになることもあった。

でも、働き始めてすぐに、その不安は「新しい可能性」へのワクワクに変わっていった。 朝、自分の好きな時間に起きて、窓を開けて深呼吸をする。 コーヒーを淹れて、パソコンに向かう。 仕事が終わったら、近くのカフェに行ってみたり、少し遠くまで足を延ばして散歩してみたり。 今まで通勤に使っていた時間が、全部自分の時間になったんだ。

そして、オンラインで働くようになって、一番嬉しかったのは、大切な人との時間をより深く、濃密に過ごせるようになったこと。 平日の昼間に、実家に帰って両親とゆっくりランチをしたり、遠くに住んでいる友達に会いに行ったり。 今までは「週末しか会えない」って思っていた人たちと、驚くほどたくさん会えるようになった。

特に大きかったのは、パートナーとの時間。 彼も同じようにフリーランスとして働いているから、お互いのスケジュールを調整して、一緒に旅に出ることが増えた。 「デュアル生活」なんていうかっこいい言葉もあるけれど、私たちは「旅をしながら働く生活」と呼んでいる。 平日は、仕事が終わったら、二人で初めての街を散策したり、美味しいものを探しに行ったり。 週末は、ちょっと足を延ばして、温泉に行ったり、山に登ったり。

新しい場所で、新しい発見をするたびに、二人で「すごいね!」「これ、美味しいね!」って言い合って、笑い合う。 そうやって、たくさんの「初めて」を一緒に経験することで、私たちの関係は、より深く、強固なものになっていった気がする。

もちろん、この働き方にも大変なことはある。 自己管理を徹底しなくちゃいけないし、仕事とプライベートの境界線が曖昧になって、ついつい働きすぎてしまうこともある。 でも、そういう時は、一度パソコンを閉じて、外に出てみる。 すると、新鮮な空気を吸い込むたびに、頭の中がスッキリして、また新しいアイデアが湧いてくるんだ。

新しい働き方を探す旅は、これからもずっと続いていくと思う。 だって、人生は一度きり。 仕事もプライベートも、どちらかだけを頑張るんじゃなくて、両方とも思いっきり楽しみたい。 大切な人との時間を大事にしながら、自分の人生を自分でデザインしていく。 そんな生き方が、私にとっての「新しい豊かさ」なんだって、今は心からそう思える。

少し前に、ふと立ち止まって自分の人生を振り返る時間があった。 特に何か大きなことがあったわけじゃない。 ただ、毎日同じ時間に起きて、同じ電車に乗って、同じオフィスに行って、同じような一日を繰り返すうちに、なんだか私の人生、このままでいいのかな?って、ぼんやりと思ったんだ。

私、昔から旅が好きだった。 カバンひとつ持って、気の向くままに知らない街を歩く。 初めての匂い、初めての景色、初めての出会い。 旅に出ると、五感が研ぎ澄まされて、普段は気づかないような小さな幸せをたくさん見つけられる。

でも、会社員として働いていると、長期の休みなんてなかなか取れない。 せいぜいGWやお盆、年末年始に、みんなが一斉に旅に出るから、どこに行っても人だらけ。 せっかくの旅なのに、人混みに疲れて帰ってくるなんてことも、少なくなかった。

そんな時、ふと目にしたのが、リモートワークで世界中を旅しながら働く人たちの記事だった。 「あ、こんな生き方もあるんだ」って、雷に打たれたような衝撃を受けた。 場所にとらわれず、自分の好きな場所で、好きな時間に働く。 仕事もプライベートも、全部自分でデザインする。 なんて自由で、なんて豊かなんだろう。

そこから私の「新しい働き方」を探す旅が始まった。 まず、思い切って会社を辞めた。 そして、フリーランスとして、今まで培ってきたスキルを活かして、オンラインで仕事をするようになった。

最初は不安でいっぱいだった。 収入は安定するのかな? 仕事はちゃんと見つかるかな? 周りの友達は、みんなバリバリ働いていて、私だけ置いていかれたような気持ちになることもあった。

でも、働き始めてすぐに、その不安は「新しい可能性」へのワクワクに変わっていった。 朝、自分の好きな時間に起きて、窓を開けて深呼吸をする。 コーヒーを淹れて、パソコンに向かう。 仕事が終わったら、近くのカフェに行ってみたり、少し遠くまで足を延ばして散歩してみたり。 今まで通勤に使っていた時間が、全部自分の時間になったんだ。

そして、オンラインで働くようになって、一番嬉しかったのは、大切な人との時間をより深く、濃密に過ごせるようになったこと。 平日の昼間に、実家に帰って両親とゆっくりランチをしたり、遠くに住んでいる友達に会いに行ったり。 今までは「週末しか会えない」って思っていた人たちと、驚くほどたくさん会えるようになった。

特に大きかったのは、パートナーとの時間。 彼も同じようにフリーランスとして働いているから、お互いのスケジュールを調整して、一緒に旅に出ることが増えた。 「デュアル生活」なんていうかっこいい言葉もあるけれど、私たちは「旅をしながら働く生活」と呼んでいる。 平日は、仕事が終わったら、二人で初めての街を散策したり、美味しいものを探しに行ったり。 週末は、ちょっと足を延ばして、温泉に行ったり、山に登ったり。

新しい場所で、新しい発見をするたびに、二人で「すごいね!」「これ、美味しいね!」って言い合って、笑い合う。 そうやって、たくさんの「初めて」を一緒に経験することで、私たちの関係は、より深く、強固なものになっていった気がする。

もちろん、この働き方にも大変なことはある。 自己管理を徹底しなくちゃいけないし、仕事とプライベートの境界線が曖昧になって、ついつい働きすぎてしまうこともある。 でも、そういう時は、一度パソコンを閉じて、外に出てみる。 すると、新鮮な空気を吸い込むたびに、頭の中がスッキリして、また新しいアイデアが湧いてくるんだ。

新しい働き方を探す旅は、これからもずっと続いていくと思う。 だって、人生は一度きり。 仕事もプライベートも、どちらかだけを頑張るんじゃなくて、両方とも思いっきり楽しみたい。 大切な人との時間を大事にしながら、自分の人生を自分でデザインしていく。 そんな生き方が、私にとっての「新しい豊かさ」なんだって、今は心からそう思える。


あとがき

このコラムを書きながら、なんだか胸の奥がじんわりと温かくなった。 私も、最初は怖かった。 でも、一歩踏み出してみたら、想像もしなかった景色が広がっていた。

もし、今あなたが「このままでいいのかな?」って、ぼんやりと考えているなら。 もし、毎日同じことの繰り返しで、なんだか心が疲れているなと感じているなら。

一度、立ち止まってみてほしい。 そして、自分の心に正直になって、本当はどんな働き方をしてみたいのか、どんな生き方をしてみたいのか、自分自身に問いかけてみてほしい。

もしかしたら、その答えが、新しい扉を開ける鍵になるかもしれないから。

この記事は役に立ちましたか?
旅するライター、WEBメディア「Credo」専属コラムニスト

東京生まれ、東京育ち。大手IT企業でウェブマーケティングを担当するも、日々のルーティンに「このままでいいのかな?」と疑問を抱き、30歳を目前に退職。現在は旅をしながら、Webライターとして活動中。 国内外を問わず、気の向くままに巡る旅が好き。旅先で出会う人や景色、そして美味しい食べ物からインスピレーションを得て、働き方や生き方、人間関係についてのコラムを執筆している。 「人生は一度きり。仕事もプライベートも、全部自分でデザインする」をモットーに、デュアル生活やリモートワークなど、新しい働き方を実践しながら、読者と共に「自分らしい幸せ」を探求している。

関連記事