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旅と仕事、どっちも諦めない!欲張りな私の生き方

2025.08.03
キャリア・教育

旅と仕事、どっちも諦めない!欲張りな私の生き方

二者択一の呪縛から、解放されるまで

私たちは、小さい頃からずっと「どちらかを選びなさい」と教えられてきた気がする。 勉強か、遊びか。 夢か、現実か。 仕事か、プライベートか。

特に、仕事とプライベートに関しては、「仕事に打ち込むなら、プライベートを犠牲にするのは仕方ない」とか、「プライベートを充実させたいなら、仕事で大きな成果を出すのは難しい」とか、そんな風に二者択一を迫られることが多かった。

でも、本当にそうなんだろうか。 私はずっと、その考え方に違和感を持っていた。 だって、仕事もプライベートも、両方とも私の人生を構成する大切な要素なのに。 片方だけを頑張って、もう片方を諦めるなんて、なんだか人生の半分を捨てているみたいで、寂しい。 そんな風に、二者択一の呪縛に囚われていた私が、たどり着いたのが「旅と仕事、どっちも諦めない」という、欲張りな生き方だった。

「旅」は、私にとっての燃料

私にとっての「旅」は、ただの休暇じゃない。 それは、日常のルーティンから抜け出して、新しい景色や、新しい価値観に触れること。 それは、私という人間を、常にアップデートしてくれる「燃料」のようなものだ。

会社員時代、私は仕事に打ち込むあまり、旅に出る時間をなかなか作れなかった。 たまに取れた連休は、人混みに疲れて、帰ってくる頃にはヘトヘト。 「旅って、こんなに疲れるものだったっけ?」 そんな風に、旅の楽しささえ見失いかけていた時期もあった。

でも、フリーランスになってから、旅は私の日常に溶け込んできた。 仕事の合間に、ふと「そうだ、来週は沖縄に行こう」と思い立って、一人で飛行機のチケットを取る。 そして、沖縄のカフェで仕事をしながら、海が見たくなったら、パソコンを閉じて、ビーチへ向かう。 夜は、地元の居酒屋で、知らない人と他愛のない話をする。 そんな風に、旅と仕事が、シームレスに繋がっていく。

旅をすることで、私の心は常に満たされている。 そして、心が満たされると、仕事へのモチベーションも自然と上がっていく。 旅は、仕事のための燃料であり、仕事は、旅をするための原動力。 この二つは、決して相反するものではないんだと、私はこの生き方を通して気づいた。

「欲張り」な生き方をデザインする

「欲張りな生き方」と聞くと、なんだか「いいとこ取り」しているように聞こえるかもしれない。 でも、その「いいとこ取り」は、誰かが与えてくれるものじゃない。 自分で、一つずつデザインしていくものだ。

まずは、「時間の使い方」。 私は、仕事のスケジュールを自分で決めることができる。 だから、旅に出る時は、その期間の仕事を調整する。 旅先で仕事をする日と、完全にオフにする日を設ける。 そうやって、メリハリをつけることで、旅も仕事も、両方とも全力で楽しむことができる。 そして、そのメリハリがあるからこそ、仕事の質も落ちない。 旅先の景色を眺めながら、新しいアイデアが浮かんだり、煮詰まっていた問題が、ふと解決したりすることがある。 それは、非日常の中に身を置くことで、脳が活性化されているからだろう。

次に、「場所の選び方」。 仕事も旅も、両方とも満喫したいから、場所選びには少しこだわりがある。 Wi-Fi環境が整っていて、仕事ができる場所があること。 同時に、その土地ならではの魅力があって、心が満たされる場所であること。 例えば、カフェが多い街、自然豊かな場所、歴史を感じる街など。 そうやって、仕事と旅、両方のニーズを満たしてくれる場所を、常に探している。 この場所探し自体も、私にとっては旅の一部になっている。

大切なのは、バランス

旅と仕事、どっちも諦めない生き方。 それは、常に完璧なバランスを保つということじゃない。 時には仕事に比重が偏ることもあるし、旅に夢中になりすぎてしまうこともある。 でも、それでいいんだと思う。

大切なのは、その時の自分の心と向き合って、バランスを調整すること。 「最近、仕事ばかりで疲れてきたな」と思ったら、少し長めに旅に出る。 「旅もいいけど、そろそろ仕事で成果を出したいな」と思ったら、少し集中して仕事に取り組む。 そうやって、自分の心の声を聞きながら、常にバランスを取り続ける。 この調整が、私を一番私らしくいさせてくれる。 自分の心の声に耳を傾けること。それは、この生き方を通して、私が一番学んだことかもしれない。

旅の終わりは、新しい仕事の始まり

旅から帰ってくると、いつも不思議な感覚になる。 心の中が、新しいエネルギーで満たされている。 旅先で見た景色や、出会った人たち、食べたものが、私の血となり肉となって、新しいアイデアや、新しい仕事への原動力になる。

旅の終わりは、決して寂しいものじゃない。 それは、新しい仕事の始まり。 旅で得たものを、どうやって自分の仕事に活かしていくか。 旅で感じたワクワクを、どうやって、読者のみんなに伝えていくか。 そんなことを考える時間が、私はとても好きだ。 旅は、私を成長させてくれる。 そして、その成長が、私の仕事を、より面白くしてくれる。 この好循環こそが、私の「欲張りな生き方」を支えているんだと思う。

二者択一の呪縛から解放されて

旅か、仕事か。 どちらかを選ばなければいけない、なんてことはない。 旅も仕事も、両方とも全力で楽しむこと。 それが、私にとっての「新しい豊かさ」だ。

もし、今、あなたが何かと何かを天秤にかけて、悩んでいるなら。 一度、その天秤から、どちらも下ろしてみたらどうだろう。 そして、「両方とも手に入れるにはどうしたらいいか?」と、欲張りな目で考えてみる。 その思考の先に、きっと新しい扉が開くはずだから。

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旅するライター、WEBメディア「Credo」専属コラムニスト

東京生まれ、東京育ち。大手IT企業でウェブマーケティングを担当するも、日々のルーティンに「このままでいいのかな?」と疑問を抱き、30歳を目前に退職。現在は旅をしながら、Webライターとして活動中。 国内外を問わず、気の向くままに巡る旅が好き。旅先で出会う人や景色、そして美味しい食べ物からインスピレーションを得て、働き方や生き方、人間関係についてのコラムを執筆している。 「人生は一度きり。仕事もプライベートも、全部自分でデザインする」をモットーに、デュアル生活やリモートワークなど、新しい働き方を実践しながら、読者と共に「自分らしい幸せ」を探求している。

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